ボートについて(インフレータブルとFRPの違い)

ゴムボート(正式にはインフレータブルボートでゴムではなくハイパロン製です)

 下の写真左側は一番最初の船(もぐわい号)です。アキレスCR295にトーハツ3.5ps(後にスズキ5ps)の組み合わせ。インフレータブル(空気で膨らませるの意)ボートは、不沈でとても安全です。これは海上保安庁のレスキューや海上自衛隊でも使用されているので明らかです。しかし、風に弱く、丸いチューブの為に、船内に波が入る事(特に向かい風の時の航行は最悪です。)と、予想以上にチューブが大きく、船内が狭いのがウィークポイントです。しかし穴が開くことはほとんどなく、船内が全て水浸しになっても絶対に沈まない安心感があります。移動はエスクードの屋根上のキャリアにローラーを取り付け船用に改造して使用していました。機会が有ればホームページでご紹介します。この写真を見てもわかると思いますが、海で膨らませるのも以外に時間がかかり、特に床板の組立が大変なので私は床板を組み込んだまま物置に保管して出航する日に空気を電動ポンプで充填して車に積んでいきました。それでも海へ着いてからエンジンを取り付け、道具一式を積み込むのは、やはり大変です。(実は一度トーハツの船外機の時に、予備のガソリンタンクを積み忘れ、漂流しそうになり必死でオールで漕いでいるときに近くを通りかかったインフレータブルボートに助けられました。このトーハツ船外機は1.5Lしかガソリンが入らず、後にスズキの5psにしたのは15Lタンクが外付けだったからです。)トレーラブルのいいところは全ての釣り道具を積んでおいて、そのまま海へザブンと入るだけです。今後はインフレータブルボートをトレーラーで運ぶのが、トレンドになるような気が・・・・・・・。

FRPボート(私のは四分割組立式です。) 

 上の写真右側は現在使用中の船(スカイワン)で、この時のトラクタ(牽引車)はタウンエースです。アカシEK340W・スズキ9.9ps。4分割FRPボートですが、組立に少々慣れと時間がかかり、私のようなものぐさな人間には向きません。楽をしようと、結局トレーラーを組立、ナンバー登録をするというもっと面倒な事に巻き込まれてしまいました。9.9psの組立式はこの船だけだったのが、購入動機でしたが、今思えばもっと軽い船の方が良かったような気もします。ただし船幅は1600mmもあり、カセドラルハルも相まって、抜群の安定性を持っています。タウンエースは荷物もたくさん積め、(トレーラー無しでも、船が積めます。)とても便利ですが、リヤハッチが大きく開閉するために、船を牽引している状態では、リヤドアが開けられません。

 現在のトラクタはレガシーでタウンエースと違いリヤハッチは使用できますが、今度は車高が低く、ヒッチメンバーが歩道の段差に当たる等、牽引車としてはあまり良くありません。できればクロカン4駆の様なタイヤ径の大きく、最低地上高の高い車がベストでしょう。(牽引車が変わると新たに、車重、馬力、制動力などの検討書を提出して、登録し直す必要があります。書類の審査だけですが。)

 トレーラブルなら割高な四分割のボートを買う必要は無いのでは?という疑問があるとおもいます。実際にはその通りで、このボートにはイケスが装備されておらず、不満もありますが、北海道のような離島?では一体型のボートを購入するときの運賃は馬鹿にならず(このサイズの一体型でも2台1セットで20万円くらい(1台10万円)はかかるのです。このアカシの分割ボートは宅急便で送られてきました。もちろん送料はメーカー持ちです。

 しかしトレーラブルは本当に楽です。あっという間に海へザブンと入り、帰ってきたら一人でウインチで引き上げて、そのまま帰宅。自宅で水をかけて塩分を洗い流せば終了です。(コイン洗車でも可)インフレータブルは2人以上での釣行が多かったのですが、トレーラーなら一人でもOKです。