私の釣果

平成11年4月29日
 
今年初めてのボートフィッシングです。昨年は自宅の建て替えであまり出航できず、また今年もいろいろと家庭の事情で暖かい日が続いているのに、全然船を出すことが出来ず、本日ようやく出航しました。

今年初めてボートトレーラーを車に連結し、釣りの準備をしていると、あれれウインカーが点灯しない。よく見ると、スモールもダメ。リアコンビネーションランプを分解して、接触の確認、右のウインカーは電球とソケットの接触不良、左のウインカーとスモールは車との接続コネクタの接触不良でした。海の中に入ることが多いので、錆が発生しやすく、接触不良になりやすい様です。始業点検は大切です。

10分ほどタイムロスしてさあ出発です。昨日は北海道でも一部の地域で吹雪となっており、天気を心配していましたが、超ピカ天の快晴でした。ただし気温は低く、朝方の気温は2度、日中の最高気温は12度で、海の上の体感温度はマイナスの感じです。山には(自宅の近くにも)まだ雪が残っています。

今日は海釣り初心者のITO君と同行です。前回の小樽投げ釣りでは、私カレイ10枚のところ、彼は0枚、ヒトデとギスカジカ1匹の釣果でした。今日、ボートに乗るのが初めてと言うビギナーです。

海岸に到着して、出航準備中に2本つなぎのオールを組立、再度外そうとしたときに、なんと右の親指の先をジョイントの爪の穴に挟んでしまい、親指の先の皮が無い???血がとまらんー。偶然にも同じ型の船で滝川市から来ていた方がすぐ飛んできて、「今、指挟まなかった?」「私も人差し指の先が皮も肉も取れて、直るのに時間がかかった」おまけにハンカチまで持ってきてくれて「これ使って止血したらいいよ」とまで、言って下さいました。あぁなんてボートフィッシャーはいい人ばかりなんだろう。

血がどんどん流れる中、ITO君の手前、指の血を吸い出しながら、ボートを下ろすことになりました。右手首に巻いた、白い止血用の軍手が見えるでしょうか?(バンドエイドやサビオ位は持参しましょう。)

       
       
さあ、いよいよ出航です。約半年間もエンジンをかけておらず、少々不安もありましたが、さすが我スカイワン号、チョークを引きロープを2回でエンジン始動。いいねーこの感触。これで指さえ・・・・・・・・。しばらく暖機運転をしてから出発です。今日はチョッピー波が多く、全然、岸から遠くへは行けそうも有りません。ましてビギナーITO君が一緒なので、船に慣れる意味で、外防波堤の内側の内防破堤の内側の更に内防破堤で波をかわし、アンカリングしました。さあ第一投目を投げ入れようと、アオイソメをつかむとおぉーアオイソメが血に染まってアカイソメ?になってしまう!!!。指の血がまだ止まっていないでは有りませんか。これじゃカレイも食いつかないかと思いつつも、ITO君もビギナーだしちょっと余裕。
       
ががーん。なんと今日の初釣果はビギナーITO君が28cmのクロガシラカレイをゲット。ガビンガビン。やられてもーた。でも血染めのアカイソメのハンディ位はやっておかないと、前回の小樽のようじゃ、かわいそうだし・・・・・・。そうこうしているうちに2匹目のクロガシラカレイをゲットしで30cm前後をコンスタントにあげてきそう・・・・やっ、やばい今まで同行者に先に釣られたことは、一度もなかったのに・・・・・。更に、初ボートフィッシングのビギナーITO君に先を越されるとは・・・・・・・。
ちょっと逆光になっていますが、やっと私も一匹目をゲット。でもちょっと小さい・・・・・・・・・。
30cmクラスを4〜5匹、かため釣りする、ビギナーITO君に対し、20cm〜25cmしか釣れない・・・・・。本当にやばい。と思いきや、起死回生の一発。クロガシラカレイ36cmが水中をぐるぐる回って上がって来るでは有りませんか。タモ、タモッと今年初めてのタモ入れとなり、まあ師匠とはこんなもんさ。えへん。
       
そうこうしているうちにお昼となり、昼の休憩で一度岸に上がりました。するとなにやら見知らぬ男女の二人組が近づいて来るではありませんか。内心、釣りキチ集合もここまでメジャーになったか・・・・と思ったら、「すみません、海技免状と船検証、手帳を見せていただけますでしょうか」と・・・・海上保安庁の船が近づいてきて、乗り込み検査をするのは見たことがありますが、陸上で検査をすることもあるのですね。海技免状と船検証、船検手帳をなにやら用紙に転記しながら、住所と電話番号を聞かれ、最後に船に張ってあるステッカーを確認して終了です。「次回は平成12年に船検となっていますのでよろしくお願いします。」とのことでした。私が「海上保安庁の方でしょうか?」と聞くと「あぁ最初に手帳を見せませんでしたね。」といって警察手帳のような黒い手帳に金文字で海上保安庁と書かれた手帳を見せてくれました。海上保安庁が陸上で検査をするとは知りませんでした。はぁーびっくり。今日は岸に戻ってくる船全部を立ち会い検査しているようでした。お疲れさまでした。
 
9時半よりスタートした午前の部を私が9匹、ビギナーITO君が7匹と数の方も最大身長も私の有利で終了し、午後の部、数は二人とも並んでいましたが、いきなり本日の最大カレイをビギナーITO君がゲット。ごぼう抜きしようとしていたので「まてまて、いまタモを入れてやる」と、横からタモ入れしました。な、なんとクロガシラカレイの40cmでは有りませんか。「終わった・・・・・」数あるボート釣りの中で同行者に負けた?のは初めて・・・・・しかもベギナー(なまっちゃう)ITO君に・・・・・。ええぃもう、何でも釣ってやるー。と竿立てに置き竿をやめ両手に竿を持って、誘い釣り、ごぼう抜き。今日の釣果は私21匹、ビギナーITO君15匹となりました。今度は負けん。
 
今日の36cmのクロガシラカレイは釣り上げたその場で、活け締め、血抜きをしてさっそく刺身で頂きました。なんでこんなにおいしいんだろう。(しかし小二の娘がおいしい、おいしいとぱくぱく食べており、釣ったのは俺だぞー状態の取り合いでした。はぁー満足、満足。)5月1日は再勝負の予定です。
(5月1日は波の高さ4mの予報のため中止にしました。次回まで勝負はお預けです。4/30)