釣りキチの皆さんは日夜、他人より少しでも大物を釣りたいとか
少しでも多くの魚を釣りたいと思って研究を重ねているのではない
でしょうか?私の考え方は釣りというのは人間と魚の知恵比べで
お互いにだましあいばかしあいが、基本の攻防だと思います。
私の得意とするカレイ釣りでもこれがクセモノで忍者のように色を変え、
ある時は砂とまったく同じ色に、またある時は岩と同じクロっぽい色に
自分の体色を変化させ海底に潜んで餌を狙う頭脳の持ち主なんです。
それに対抗するには我々もカレイに見つからないように保護色の術を
身に付けてこの魚たちに挑戦するしかありません。大切なことは
自分の「体を見せない」、「音を聞かせない」、「臭いを嗅がせない」
の3原則を基本とする新釣法を修行によって身につけるしか有りません。
ここに紹介する釣り方の数々は実績も有り、修行さえ積めば誰でも
会得することは出来るはずですが、釣れなくても責任は取りません。
あしからず! by トオル
寝ながら釣法 | 本当に寝ながらアタリを待つというかなり高度な釣法。敵をだますにはまず味方からという、私も寝ていると思っていたらしっかり釣っていました。多分自己催眠状態にして魚に安心感を与え、油断してパクッときたときに釣りあげるというかなり高等なテクニックです。釣果合計29匹。 |
寝たふり釣法 | 上記の寝ながら釣法を真似してみたものの完全に寝ることが出来ず釣りたいという殺気をカレイに感じ取られてしまった釣法。自分の気を消すことが出来れば寝ながら釣法に昇格できるのですがまだまだ修行が必要です。やはり釣果のほうも今ひとつ。釣果合計17匹 |
片足釣法 | なんと!とても暑い中での釣法であまりの釣れなさにお手上げならぬ足上げで釣ったという別名「投げやり釣法」しかしよくよく考えると他の船はほとんど釣果ゼロらしいので、この釣法も捨てたもんでは有りません。きっと上げた足が水中のカレイから見えて警戒されたようです。釣果4匹。 |
ビギナー釣法 | 何も考えずに無心で竿を見つめていたら48cmのヒラメが釣れるという釣法。しかもピクピクアタリがあったときにどうしたらよいか分からず、それが自然にヒラメに餌を飲ませる結果となり取り込むことが出来るという釣法です。これは早アワセを防止し大物が釣れます。釣果4匹。 |
どこ行くの釣法 | これも寝ながら釣法のCapriさんが発明した新しい釣法でボートで釣っていると思わせて実は全然違うところで魚を釣るというフェイント技です。カレイもボートばかりを警戒していましたが、全然違うところから落ちてくる餌には食いついてしまうようです。釣果合計は28匹。 |
コマセくん釣法 | これは技術というより、新開発の道具のひとつです。今までは人間の気配をいかに消すかということに重点を置きましたが、これはまったく逆の発想で人間の気配をオキアミの臭いで消してしまいさらにおびき寄せるという釣法です。今までとはまったく違う釣法で釣果は大漁105匹! |
雪だるま釣法 | これは吹雪の中、自分を雪だるまにして気配を消し、魚に安心感を与えることによって大漁に釣るという釣法です。この技は長時間行うと凍傷になったり最悪は凍死することもあるので一般の方にはお勧めできません。別名「肉を切らせて骨を絶つ釣法」。釣果は23匹。後日73匹の大漁。 |